About
咳喘息とは
喘息と異なり喘鳴を伴わず、咳が長引くことが唯一の症状とする疾患のこと。アレルギー・炎症により気道過敏性が亢進し、気道が伸び縮みすると咳が出やすくなってしまうことが原因と考えられています。気管支拡張剤により咳が改善することの確認が大事になってきます。
Symptoms
症状
「寝る前」「深夜」「早朝」に最も悪化し、夜中にひどい咳で起きることがあります。「季節の変わり目」「寒暖差」「運動」「喫煙（副流煙）」「雨天」「花粉」「黄砂」などにより増悪します。これらは喘息と同様、アレルギー性炎症による「気道過敏性の亢進」によって起こると考えられており、繰り返し起こることが特徴です。ただし喘息と異なり喘鳴は起こりません。そのほかの症状として、「のどの違和感」を起こすこともあります。特徴的な所見は「イガイガ感（痒い感じ）」と「しめつけ感」です。また前胸部（のど～気管のあたり）が重たいという症状で受診される方もいます。
Treatment
治療方法
初期治療
吸入ステロイド(ICS)と長時間作用β2刺激薬(LABA)の配合剤(ICS/LABA)をよく使用致します。