About
かぜについて
風邪の原因は大半はウイルス感染ですが、そのウイルスの種類は200種類以上あり特定することは難しいです。さらに同じウイルスでも型がいろいろあり、少しずつ変異していきます。一度感染したウイルスだから免疫があるので風邪にならないということはなく、新しいウイルスや変異したウイルスに免疫がないことから繰り返し感染して風邪を発症します。風邪を引き起こす主なウイルスは、ライノウイルスやコロナウイルス、アデノウイルスなどが挙げられます。
ライノウイルスは最も風邪の原因として多いとされるウイルスです。ライノウイルスは春に流行し、コロナウイルスは冬に流行する傾向があります。
Transmission
原因ウイルスの感染経路
原因ウイルスの感染経路は、鼻や喉などの上気道となります。気道内に侵入したウイルスは、気道の粘膜に付着して増殖することで炎症を起こします。鼻に感染すれば炎症を起こして鼻水が症状として現れますし、喉に感染すれば喉の痛みや咳などの症状として現れるようになります。風邪に感染している人のくしゃみや咳などの飛沫によって感染することもあれば、ウイルスが付着しているものを触れた手を介して感染するような場合もあります。
Symptoms
症状
症状としては、鼻水や鼻づまり、咽頭炎や声が枯れることや、発熱や倦怠感、頭痛などです。こういった症状は、身体が異物であるウイルスを排除しようとする免疫の働きが活発になっているサインでもあります。免疫機能が低下している高齢者の場合は症状が明確には現れず、知らぬ間に重症化してしまい、肺炎などを引き起こすような場合もあります。